キロクするくらし

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【BOOK】日本中の人に読んでほしい「殺人犯はそこにいる」

 

 

「文庫X」

 

という存在をご存知でしょうか。

 

 

去年のいつだったか、書店に並んだ文庫X。

 

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(写真はお借りしました)

 

タイトルも著者名も、

手書きの表紙で覆い隠して

売られていました。

 

夫婦で出かけた先の書店で見かけ、

興味をそそられた旦那さんが購入。

 

戦略にまんまとはめられてるな~(;´Д`)

 

 

が!

 

 

が!!

 

 

 

書店員さんのこのポップの意味が、

よぉーーーーーく分かりました。

 

 

これは是が非でも!

沢山の人に、いや、

日本中の人に読んでほしい!!

 

 

それで日本が動けばいい。

 

 

最後の方はなんかもう

号泣で読み切りました(´;ω;`)

 

感動とか、そういうのじゃなく、

なんかもう、なんていうの?

やりきれなさっていうのかな。

そんな思いで読み終わりました。

 

 

この文庫Xが話題になったのは、

去年の夏ころです。

購入もその頃。

 

 

なんで今ごろ?ってね。

私も本当は読まないつもりでした。

 

タイトルにピンとくるものがなかった。

しかも買取に出す束に紛れていました。

 

 

そんな中、少し前にテレビで

冤罪のドキュメントをたまたま見ていて、

「こんな事が本当にあったの?」と

一人憤ってた所に、

 

旦那さんが、

「この本もそんな内容のやつやで」と

教えてくれました。

 

 

ほぅ(´・ω・)

ちょっと読む気してきたじゃん。

 

 

 

って読みだしたら―――――!

2日で完読!

 

良かった、読んで(´;ω;`)

 

 

 

 

殺人犯はそこにいる

 


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あらすじ

 5人の少女が姿を消した。4人が殺され、1人が今も行方不明のままのこの大事件を追う記者が直面したのは、杜撰な捜査とDNA型鑑定の闇、そして司法による隠蔽だった――。執念の取材で冤罪「足利事件」の菅家さんを釈放へと導き、真犯人を特定するも、警察は動かない。事件は葬られてしまうのか。5年の歳月を費やし、隠された真実を暴きだす衝撃作。

 

 

これは小説ではありません。

ノンフィクション実録です。

 

ある書店員さんが仕掛け人で、

文庫Xとして書店に並ぶようになってから

飛ぶように売れたそうです。

 

書店員さんは

「先入観を持たずに読んでほしい」

という願いから、

敢えてのタイトルも著者も隠したのです。

 

私もその先入観をもっていた一人。

タイトルだけみて、

読もうという気にならなかった。

 

普通に売られていたら、

旦那さんもきっと買わなかった。

 

 

文庫Xに変身した事で、

多くの人が興味本位で手に取った。

 

ほんと、この書店員さんには

なんかしらの賞をあげた方が

いいじゃないって思っちゃいます。

 

だって5万部超えですよ!?

 

売上どうのじゃなく、

それだけの人が読む機会を

作ったっていうのが

すごい事だと思います!

 

 

書店員さんが書いた、手書き表紙の一文

申し訳ありません。僕はこの本をどう勧めたらいいか分かりませんでした。どうやったら「面白い」「魅力的だ」と思ってもらえるのか、思いつきませんでした。だからこうして、タイトルを隠して売ることに決めました。 この本を読んで心が動かされない人はいない、と固く信じています。

 

 

 

 

感想

 

私としてはこんな内容の物が

出版されていいのだろうかと正直びっくり。

 

冤罪報道や、警察やマスコミへの警鐘、

真犯人に迫るリアルな情報。

 

 

 

これ、本当にあった事なの!?

だとしたらひどすぎる!!!!!

これはなんとかしなければ

ならないんじゃないの?

 

きっとそう思った人も多かったはずです。

 

読み終わった後の

このまま何もしない訳にはいかない感

分かります??

 

 

警察の不祥事や、裏の顔って

所詮ドラマや小説の話で、

実際はきちんとした調査が行われていると

思っていました。

 

でもこの本を読んだら

そんな事いっぺんに覆ります。

 

全てがすべてそうじゃないとは思います。

でも実際に起こった事は事実です。

この本が出版されて警察は検察は、

どう思うんでしょうか。

 

 

そして著者の清水さんの

怒り、叫び、思いが

最後の章に詰まっています。

 

ほんとうに、鼻水垂れながら、

ボロボロ泣きながら読みました。

(涙もろい方ですw)

 

冤罪の被害者になった方、

連続事件の被害者の遺族、

その方たちの無念さを思うと

本当に悔しくなります。

 

 

何かしなければ!

と思っても私の力で何もできません。

唯一できるのはこの本を

勧める事くらいです。

 

家族や友人、ちょっとした知り合い

誰でもいいから(笑)勧めていきます。

 

 

その思いでこの記事も書きます。

 

 

どうか、読んで欲しいと思います。

ぜひ、読んでください。

 

 

おわり。

 

 

 

 

 

 

 

 

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